Akita PLA NETs

2020.09.27(日)

代表のおもい

海洋プラスチック問題とのかかわりは高校2年次に始まりました。

社会問題にスポットを当て、解決策を提言する授業があり、そこで私は、海洋プラスチックを選択したのがはじまりです。そこで、大規模なごみ拾いをして、参加者に音楽フェスのチケットを与えるという方式の音楽イベントの開催を提案しました。

その時の気持ちは長野にフェスがあったら面白い、海洋プラスチックは見て見ぬふりをできない、東京海洋大学を目指していたから面接で使えるかもしれないが同じ割合だったと思います。

三年次はSGHの活動は選択制でしたが、今後の人生で生きる貴重な経験を積みたい、面接で使いたいという理由からSGHの活動を続け、海洋プラスチックの研究を行い、長野で調査活動を行い、長野の実情に合った解決策を提言しました。それが長野県まで伝わり、その後G20サミットでの提言の打診があり、G20軽井沢サミットで英語のプレゼンを行いました。今考えると、ホントに自分だったのかと疑問に思えるぐらい貴重な体験です。

馬力のある学生に魅力的な報酬を用意し、10人前後の活動を各地で行い、それに参加した人だけが参加できるイベントを開催することを提言し、長野では長野にない音楽フェスを行えばよいのではないかという内容の提案をしました。

学生が主力の活動は、家族や地域の人に気持ちの変化をもたらし、次世代に向けてよいサイクルができると考えます。その後、長野県知事から実現させるためにこれからやってみないかという打診をいただきましたが、大学受験を控えており、難しいと答えました。

 3月に秋田大学への進学が決まり、秋田市に居住を始めました。男鹿のゴジラ岩に行った際に、ごみが多くて、衝撃を受けました。秋田で海岸や河川敷でごみ拾いをしている団体があるだろうからそれに参加しようと思って、探してみましたが、見当たらず、ちょっとした失望を覚えました。(勝手にすみません)こんなにゴミがあって、大学生が動いていないのかと。もう十分に海ゴミの周知はされているはずなのですが。

しかし、土地勘のない場所で、どうすればいいかわからないし、大学にも慣れていなかったので、何もできなかった。見て見ぬふりをしていました。

 新型コロナウイルスの影響で大学はオンライン、不満が多い現状で、今後も状況が改善されるとは思えなくて、このままで大学生活の貴重な時間を無駄にしたくないと思い、何かをしたいと思いました。

そこで、まず真っ先に思い付いたのが、ごみ拾い。

楽しく、ゆるく、つながりや体験を生み出しながら、大学生活を充実させたいと思って今に至ります。特に、大学生間の交流がないので、学生の交流の場が欲しいと思っています。Akita PLA NETsを設立し、情報を集めると、秋田には様々なことに取り組む人が意外と多く、そういった人とのコラボレーションなどを通して、これから充実感のある生活が実現できるのではないかと期待して、想像するのが楽しいです。

そんな大学生です。