BLUE SHIP とは
2023.02.05(日)
ふれ愛の北条風早海岸 戦後の防潮堤史
鹿島渡船場前公園の一角に「北温海岸防波堤竣工記念」碑が建っている。
記念碑裏の碑文から
昭和21年(1946)に発生した南海地震で、北条風早地域の沿岸部に
60㎝の地盤沈下が生じた。
その後の台風の来襲ごとに沿岸部一帯が、高潮に見舞われるようになる。
このため、国・愛媛県・旧北条氏・松山市で、昭和29年(1954)に護岸工事に着工、
昭和36年(1961)に完成した。
翌年の昭和37年(1962)、旧北条市と松山市によってに建立された記念碑だとある。
現在は、鹿島区の地域住民の方々により防潮堤法面も含めて、清掃活動が継続されているものです。
ー 鹿島区の地域住民の方々により清掃されている公園 ー
ー 防潮堤裏法面の清掃 ー
南海トラフ地震発生確率が90%程度とされる今、
浸水に対する防災・減災の警鐘碑文でもあるようだ !
ー 防潮堤前面の法は大型テトラポット(消波工)を設置 ー
鹿島区公民館前に御影石で作られた「三界万霊」の地蔵尊がある。
「三界万霊」とは、すべての精霊(海難、飢饉などで亡くなった人々へも)
に対して、(過去・現在・未来へと)供養するということ。
「明和」(約260年前)の字が読み取れるので、
江戸時代中期のものであろうか!?
※ ちなみに、お地蔵さんの前掛けは令和4年のものです