非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)

イギリスからの取材班!湘南国際村めぐりの森.Silvaの森盛りダイアリー 1月28日土曜日 アイキャッチ

2023.03.04(土)

イギリスからの取材班!湘南国際村めぐりの森.Silvaの森盛りダイアリー 1月28日土曜日

 日本本来の植物の集大成とも云える土地本来の森は、安定した最終ステージ『極相林』になると自然なバリア機能が働きます。

 

 そのエリアに例え外来種が着床し、芽吹いたとしても土着の植物種の強いネットワークの中では、生長することができません。正に、外敵に強い砦として『本物の森』が機能し始めるのです。

 

 古来より日本人は、農耕を営み自然と共生する術を磨いてきました。そうした私たちのご先祖は、”森”のもたらす恵みを別格として認識し、後世へ受け継ぐために祠や鳥居を築き、『不可侵の森』として、護ってきました。

 

 それが、現代の社寺林となる全国各地に点在する『鎮守の森』です。一部は、開発対象として消えた鎮守の森も多くありますが、東北では、古い神社を線で結ぶと津波を回避するハザードマップが浮かび上がったそうです。祖先は、100年・1000年と云う人界では、風化を招く時間の経過の中でも色褪せないメッセージを工夫して、私たちに残してくれているのです。

 

 日本に於ける照葉樹林文化の礎である土地本来の森。その価値をイギリスでも着目くださっています。

 

 イギリスの方と森を語る一日in湘南国際村めぐりの森

 

 この日は、日本に於ける神社の歴史を探索されるイギリス人アーティストの方が鎮守の森の観点より、シルワの取材に来日くださいました。

 

 たっぷり2時間近いインタビューの収録後、実際の森の再生場所のご紹介に湘南国際村めぐりの森でお持て成し。

 

 心なしかタブノキ大木もいつもより、キラキラしていました。