非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)

つる性木本の役割.湘南国際村めぐりの森.Silvaの森盛りダイアリー 3月19日日曜日 アイキャッチ

2023.04.15(土)

つる性木本の役割.湘南国際村めぐりの森.Silvaの森盛りダイアリー 3月19日日曜日

 植物には、それぞれの種に役割があります。その場の自然環境を保持しながら、共同生命体が営む、植物網を健全に維持するために、環境条件に応じて、ある程度の多様性が求められます。

 そのため、個体の存在を可能な限り存続させなければなりません。

 

 ダメージを受けた場が回復する過程では、多年性草本類の次に出現するつる性木本にも役割があります。見た目は、網の目の様に絡みながら立ち上がるため、ヤブ化して見栄えは宜しくないのですが、回復途中の林縁への侵入をブロックし護る、簡易的なバリアとなります。

 

 

 

 写真のミツバアケビ(学名: Akebia trifoliata)は、アケビ科アケビ属の落葉性つる性木本。明るい林縁に生育し、日本では、北海道、本州、四国、九州に山岳へ分布します。繁殖力があり、茎を絡めながら繁茂し、果実は秋に実り、食用になります。

 

 

森林再生指導員&Silvaボランティア隊in湘南国際村めぐりの森

 

 本日は、5名で杭打ちと土興し!

 

 実は、杭も土興しもカタチを変えた縦の浸透マスとなり、土壌の団粒構造を健全化する仕掛けです。

 

 AIにできない感性の作業。繊細な作業は、自然界の一員である人間ならではの能力なのです。