長浜海岸清掃

長浜自治協会が行う長浜海岸清掃では、くにびき神話の舞台、八束水臣津野命が三瓶山を杭とし引いてきた島根半島をつなぎとめた綱であるところの薗の長浜への漂着ゴミなどを回収する。河川を経て海へ流れ出たもの、対岸韓国製品など多様なごみに触れることができ、近年では浸食による砂浜の減少にともない、過去に埋まったゴミが露出している場所もあるなど考えさせられる。波、風、砂という大きな自然に対し、松を植え暮らしてきた人の知恵や、砂浜に現れる黒くまとまった砂鉄からはこの地がかんな流しでたたら製鉄を行っていた地の下流であることを実感させられる。小さなごみ1つを拾うことが海洋生物の命を守ることにつながり、今ある暮らしを持続させていく小さいけれども続ける意味のある活動です。