沖縄・戦跡・ガマ　クリーンアップ　～未来へ平和をつなぐため　地域と共に、世代を超え、守り伝える～

沖縄戦から７０年以上が経ち、不法投棄のゴミによって入口がふさがれ、
地域の人々からも忘れかけられてしまっている貴重な戦跡があります。

沖縄南部に多く点在する天然の鍾乳洞　沖縄では方言で「ガマ」と呼びます。

今回クリーンアップするのは、「イリユージガマ」と呼ばれています。
この鍾乳洞は、今から72年前の沖縄戦で、当時の住民の避難防空壕としてや
当時の行政の重要書類を焼失から守るために保管したり、日本軍の陣地として
使用されたりした、忘れてはならない記憶・記録と証言が残っている「戦跡」です。

私たちは、この戦跡のゴミを掃除することで、戦跡を保全するだけでなく、
その戦跡にまつわる記録・記憶・証言も後世まで残していけると考えています。

戦跡を保全し、沖縄戦の惨状を忘れず、後世に平和の尊さを伝えていくために、
戦跡のクリーンアップ活動を地域住民の方のご理解とご協力を得ながら昨年度より
実施してきました。

次世代へ平和を伝えるために、貴重な戦跡のクリーンアップ活動にぜひご協力
下さい。また清掃終了後、入壕体験を行ないますが、これは一般公開されていないこの戦跡に入ることができる大変貴重な機会です。