二色浜清掃活動2019

かつてここは、白砂青松の松原が続き、漁民の集落があり、海岸の美しさは、紀貫之が土佐日記の中で「松の色は青く、磯の波は雪のごとくに白く、貝の色は蘇芳(すおう：赤紫色)にて・・・」と紹介されている。昭和62年には、社団法人日本の松の緑を守る会から「21世紀に引き継ぎたい日本の白砂青松100選」のひとつに選ばれた。
二色の浜が現在の姿になったのは、平成3年末。奥行き約200メートル、幅約1キロメートルの白浜のビーチが完成。市内外から、年間約100万人の人々が訪れる。潮干狩り・海水浴・マリンスポーツ・バーベキューなど人々が賑わう場所。浜からの景観も素晴らしく、晴れた日は、関西国際空港や明石海峡大橋が一望できる。
そんななか、毎年観光客が訪れる中、海岸に落ちているゴミの量が目立ち、汚い海岸とイメージをつけられている現状になっている。景観の問題だけでなく、けがにつながるゴミなども多々見つけることが多く、安心に遊ぶことのできる海岸とは言い切れない海岸となっている。