葛西海浜公園で小さなプラスチックを集める会

11月19日（日）、深海合唱団 ビーチクリーン部で5回目の主催となる「葛西海浜公園で小さなプラスチックを集める会」を開催しました。

 

※当初は12日（日）の開催予定でしたが雨天延期しました。

 

参加者は深海合唱団メンバー3名と、一般の方9名の合計12名。

 

 

今回は2グループに分かれ、簡単な自己紹介タイムとご説明のあと、集める会をスタート。

 

風も穏やかな快晴の下、みなさんピンセットとザルやボウルを手に、早速作業に取り掛かります。

 

この日、いつもより砂浜がきれいに見えたのですが、小さなプラスチックはしっかりありました。

 

 

目線を上げると、雪で真っ白な富士山が！

 

お喋りもしながら、みなさん真剣に小さなプラスチックを集めてくれました。

 

海洋に興味があって、イベントを探して来てくれた高校生や、

はるばる豊橋から！来てくれた方、

朝からジョギングして会場に来てくれた方、

XやInstagramで知って来てくれた方などなど、

いろいろな方が関心を持って、集まってくださることに毎回驚きつつ、うれしい気持ちでいっぱいです。

 

 

一見きれいな砂浜ですが、10分-15分あれば、こんな風にたくさんのプラごみが見つかります。

 

5mm以下のマイクロプラスチックももちろんたくさんありますが（拾うのが難しいです）

5mm〜数センチサイズの小さなプラスチックも、1つずつ拾っていくのはとても地道で細かい作業です。

 

ちなみに写真左側は、豊橋から来てくれたIさんが持参してくれた

間伐材を利用して作られたというマイトング。

 

 

1時間弱で、この通り！たくさん集まりました。

 

川に流れ出た人工芝が多く見られた他は、いつもながら、

元が何だったかは分からないけど、

きっとわたしたちが日々使っている何かだったであろうモノのかけらたち。

 

 

ペットボトルのキャップ、洗濯バサミ、

お醤油などを買ったとき最初に外す蓋とか、

化粧品のボトルについてるのとかかな？

いろいろな色と形。

 

そして、今回は集まったプラごみの重さを量ってみることにしました。

 

参加者の皆さんにご協力いただきながら（あまり準備ができてなかった...汗）

計量してみたところ...このような結果となりました！

 

 

2050年に、"海洋中のプラごみの量が、魚の重量を超える" と言われています。

 

重さをイメージしてもらい、比較する目安として、わたしたちの身近なお魚の重さを調べたところ、

 

アジ約150g

イワシ約100g

サンマ約120〜160g

鮭の切り身 1つ約80g

でした。

 

今回の合計は265gでしたので、小さめのアジ2匹分くらいでしょうか。

 

 

そう考えると、プラごみを減らしていくのが果てしないことに思えてきますが、

 

日々増え続けていくプラスチックごみをどのように減らしていくか、

プラスチックをどのように使っていくのか、

いろいろな視点で、いろいろな人が考えていくことが必要だと思います。

 

もちろん、どうすればこの小さなプラスチックごみをもっとたくさん集められるのか、

も課題です。

 

 

最後に集合写真も。

みなさん、お疲れ様でした！

 

今回も集めたプラスチックは、海洋プラスチックやロス・フラワーなどを障がいのある方たちとアップサイクルするブランド、カエルデザインさんにお送りしました。

 

これまでのプラスチックは、素敵なアクセサリーに生まれ変わっています！

 

 

カエルデザインさんのウェブサイトやInstagram

https://kaerudesign.net/

https://www.instagram.com/kaeru_design/

わたしたち深海合唱団のオンラインショップで購入することも可能です（収益は海洋保全等に寄付されます）

https://deepseachoir.stores.jp/

 

今回は、雨天延期もあり、残念ながらご参加いただけなかった方々もいましたが、

ご参加いただいた皆さん・応援してくださった皆さん、

ありがとうございました！

 

また次回は、2024年5月の開催を予定しています。

わたしたちにできることをもっと考えながら、またのご参加、さらなるご参加をお待ちしています！

 

最後までお読みいただきありがとうございました。