BLUE SHIP とは
開催日
2024.09.21(土)
参加人数
18
拾ったゴミの袋数と可燃 / 不燃の割合
開催場所
鵠沼海岸サーフビレッジ前
当日の天候は晴れ。
秋の海ごみゼロウィーク「WORLD CLEANUP DAY 2024」 に合わせて
頭と体で体験する「知る&体験ビーチクリーン」<第2弾>を開催しました。
海岸清掃 → 講演会 → 懇親会 という3部制。
遠くは長崎から、年齢は30代~60代、初めての方が3割。
この日は風が強く、ゴミ袋の口を開けていれるのが大変でしたが、青いアイテムを身に付けた、世代も職業も様々なメンバーが一斉にゴミを拾いました。
参加者の皆さま
みんなとってもよい笑顔です!
各自、砂浜以外にも、引地川の河口や歩道など、広範囲にわたり拾っていました。
活動時間は約1時間。
この日は大きなゴミが多く、過去最高の量でした。
主なゴミは、ペットボトルとその蓋、プラスチック製品やその破片、たばこのフィルター、発泡スチロール、お菓子の袋。その他にライターが3本、ブランコの椅子なんかもありました。
砂浜に不自然な原色の赤、青、黄色のプラスチック破片。
参加者が「自然界の異物だからでしょうか。小さくてもすぐわかりますね。」
と話していたことが印象的でした。
清掃後はゴミを集積場所へ運び、鵠沼海岸サーフビレッジ内の多目的ホールへ
第2部、講演会です!
今回は、このおふたりに講和をお願いしました。
このふたつのテーマは、一見違うお話のように見えますが
「DX」と「SDGs」は、ビジネスにおいて存在感を増していてるキーワードであり
「DXの実現」は「SDGsを達成」するための手段のひとつと言われています。
この難しそうなテーマを、わかりやすくお話してくださいました。
最初の講師は、浅野 造史 氏
(財閥 浅野総一郎、板垣退助、初代土木学会会長 古市公威などを先祖にもつ末裔)
テーマは、「デジタルトランスフォーメーション(DX)って何だろう?」
DX(企業がデジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを根本から革新する取り組み)は、仕事で関わっている人にとっても、関わることのない人にとっては尚更、まだまだ馴染みが薄く、実感することが少ないと思われますが
浅野氏は、歴史上の人物に例えるなど、ユーモアを交えて、わかりやすく解説。
大企業だけのお話かと思っていた「DX」が、知らない間に誰もが関わっていることを知る良い機会になりました。
次の講師は、東 みちよ 氏
(横浜市会議員、一般社団法人 スマート・ウィメンズ・コミュニティ代表理事、国連ECOSOC NGO特別諮問委員)
テーマは、「海から考えるSDGs ~ プラごみからお金まで」
実際の活動や実績から、ボランティア頼みではない仕組み作り、学校教育、企業のお金が回るサーキュラーエコノミー、ブルーカーボンの考え方について横浜市の実績を交えてお話しして頂きました。
ブルーカーボンについては、横浜市がいち早く取り組んでいた「横浜ブルーカーボン・オフセット制度」(平成26年から令和4年まで)、実証実験が行われている釧路港への視察、そして、ブルーカーボン認証の第三者機関JBEは、横浜市で最初に関わった方々が理事をされていることなど。
学校教育については、東氏は議員として、鶴見川の清掃に関わっている子どもたちが自ら政策提言する機会を作り、後押し。これを意見書として国連ECOSOCの提言書に追加し、横浜市での河川プラスチックごみ調査が実現したお話を。
実際の活動や実績からのお話には説得力がありました。
最後に子供たちの声を動画で聞かせていただきました。
「ごみを拾っても拾ってもなくならない。大人たちがゴミを捨てることを止めない。なら、捨てないようにするためにはどうしたらよいのか。」それを「考え行動」した子どもたちの言葉は心に刺さりました。
2016年より「ごみ拾いだけが目的ではなく、楽しくて、どんな些細な事でも気付きを持って帰ってもらえるようなアクションになれたら~」そんな思いで続けているビーチクリーン。今回で7回目になりますが
頭と体で体験する「知る&体験ビーチクリーン」は今回で2回目。
太陽の下で体を動かし汗をかき、クールダウン後に目と耳から心を動かされ、講演後は会話しながら海岸を散策。そして美味しいビールを飲みながら交流。
このなかで、何かひとつでも気付きを持って帰ってもらえるような一日つくりを、これからも続けていきたいと思います。
参加してくださった皆様、講師を引き受けてくださった浅野氏と東氏、有難うございました。
早くから準備・運営に協力してくださったスタッフの皆様 お疲れさまでした。