天満川ごみひろい

当日の結果報告

開催日

2018.04.11(水)

参加人数

2

拾ったゴミの袋数と可燃 / 不燃の割合

4

開催場所

広島市中区榎町4

天満川ごみひろい レポート

急遽開催だったため、弊社社員だけのゴミ拾いとなりましたが、予想以上にゴミが多く力不足を感じました。

今回清掃した場所は、満潮時は水没する汽水エリア。小規模ながらも干潟の生態系が展開されているところで、蟹や小魚、鳥類が多い場所。一方で芦やススキがフィルターの役割を果たし、水が引いた後はゴミが大量に引っかかって残存する、非常に醜いスポットでもあります。先日河川敷の土手かさ上げ工事が終わり、地上部はとても綺麗になった一方で、河川は引き続き汚いままという現実あり。改善へのささやかな第一歩として河川清掃を行なった次第です。

特に多いのが発泡スチロールで、これは広島が牡蠣の名産地である点も大きいように思います。牡蠣筏は発泡スチロールの巨大な「浮き」によって水上に固定されており、これらが少しずつ朽ちながら海に散らかっていく様子は今も昔も変わりません。近年はビニールカバーで流出抑制の努力がなされていますが、そのカバー自体が朽ちているのでザルのような側面は否めません。

ここに溜まっている発泡スチロールも日光によってやがて細かく朽ち果て、マイクロプラスチックとなってそのまま海底に蓄積されていくのだろうと思われます。が、量が多すぎて対処しきれず、また対処したとしても一時しのぎにしかならないという点て無力感が募ります。

また、季節柄花見のシーズンの後ということもあり、宴の残存が多く見られました。発泡スチロールも含め、河川の実情とは経済活動の縮図そのものなのだと痛感させられます。

それでも生態系はタフで、干潟ではたくさんのカニがごそごそと活動し、水際では大量の稚魚が群れをなして泳いでいます。この場所は原爆ドームからも近い都心エリアで、川の中にまで目を向ける人は決して多くありません。

川と海と経済活動がすべてつながっている事を体で感じながら、持続可能な範囲で次回につなげていきたいと考えています。

ゴミは多すぎて取りきれず。まずは2袋で終了。このあと缶や不燃ゴミなどに分別。瓶や鉄は自然に変えるので、ビニール系を優先的に回収しました。

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