BLUE SHIP とは
開催日
2025.08.30(土)
参加人数
12
拾ったゴミの袋数と可燃 / 不燃の割合
開催場所
東京都大田区中央2-10-1 大田文化の森 第3創作工房
8月30日(土)「集めた小さなプラスチックを洗う会」を開催しました!
5月の「葛西海浜公園で小さなプラスチックを集める会」で集めたプラスチックを、再利用・アップサイクルするため、選別・洗浄をする会です。
今回の参加者は、
いつも集める会にご参加いただいている明治安田生命さんより8名、
同じくいつもご参加いただいているKさん、
5月にご参加いただいたMさん、
深海合唱団 石山&牧野の計12名です。

まずは、プラごみを選別します。
再利用・アップサイクルが難しいゴミはここで省きます。

選別したものは、重曹を使って洗浄します。
小さなプラスチックは、ザルからこぼれ落ちてしまったりすぐ流されてしまいます。
なかなか汚れの落ちないものがあったり、
キレイに見えてもどこからか砂が出てきたりしましたが、
みなさんとても真剣に、丁寧に洗っていただきました!

洗い終わったものは、古新聞や梱包材として使われていた紙、余っていたペーパーナプキンなどを使って乾かしていきます。

選別の作業はどんどん進んでいきます。
ほとんどの方が集める会にも何度かご参加いただいているので、皆さん慣れたご様子です。
が、小さなプラスチックが本当に小さくなってからが大変なところです。
手でもピンセットでも掴みづらく、また見分けるのも難しいです。
屋内でも難しいので、砂浜で収拾するのは尚更大変です。

プラスチックが小さいと、洗うのもまた大変です。
せっかく砂浜から拾い集めたものなので、ここでまた流れ出てしまわないように、作業を進めます。

洗い終わると、色があざやかに!

選別したり、洗ったり乾かしたりする中で、こんなものがある!と新たな発見もありました。
オセロの石(1個だけ!残りはどこへ)・すごく小さな針がついた何か(危険!)・印鑑の名前の部分だけ、など。

集める会から見覚えのあるゴミもあります。
いつもたくさん見かける人工芝の一部(多くて小さい)、容器のキャップ、個包装の一部(風にとばされがち)、電子タバコのマウスピース(ずっと何か分からなかったけど今回判明!)、などもしっかり、たくさんありました。

みなさんがテキパキ作業進めていただいたおかげで、予定より早く、洗い終わりました!

最後に集合写真です。
みなさんおつかれさまでした!

後片付けも手伝っていただき、洗う会は終了です。
集めて終わり、ではなく、
集めたものをアートの材料として使ったり、
アップサイクルすること、
またその過程をいろんな方に参加してもらい、
一緒に行うこと・発信することで、
1人でもより多くの人に、
関心を持ってもらえるきっかけになったら良いなと思っています。
今回洗ったプラスチックの使い道は、まだ考え中ですが、
これらが何に/どうなったかは、また後日ウェブサイトやSNSでお知らせさせていただきます。
どうぞお楽しみに!
最後に、
先月も条約完成を目指した最終交渉が行われましたが、
またも合意には至らなかった「国際プラスチック条約」について。
地球規模の問題となっているプラスチックごみの問題を解決するにあたって、
世界共通の目標設定が必要である、と2022年から策定に向け会議が開かれています。
生産規制を求める多数の国と、規制を廃棄物管理やリサイクルに限定したい石油・ガス生産国の対立が解消されず、
交渉は無期限中断。
今後の交渉再開は未定となっています。
"日本は、使い捨ての容器包装プラの1人あたりの廃棄量がアメリカに次いで世界で2番目に多い国" 。
まずは日々の買い物から、いろいろな選択肢を見直してみませんか?
「これなら意外と簡単にできる!」が、人それぞれ、いろいろあるかもしれません。
「時々ならやってみよう!」でも良いと思います◎
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(参考記事)
国際プラスチック条約とは?目的と背景をまとめて解説!~INC5.2を終えて~https://www.bluedotgreen.co.jp/column/esg/plastics-treaty/
“プラスチック条約”の会議 再び合意見送りの背景https://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pDodEAXj7Y/bp/p7Lxgj2lJ7/