「第９５回高尾山ＧＲＥＥＮ　ＣＬＥＡＮ作戦」4月（小仏～城山コース）

4月6日に「平成」最後の第95回高尾山グリーンクリーン作戦作戦を実施しましたので報告致します。
【題名】　　第95回高尾山グリーン　クリーン作戦（2019.　4.　6）
【場所】　　高尾駅北口～小仏バス停～宝珠寺広場（開会式）～小仏峠～一丁平～もみじ台下～高尾山山頂
　　　　　　　～富士道～1号路～高尾山口駅前小公園（閉会式、解散）
【実施概要】　快晴に恵まれたお花見日和となり木々の芽吹き、桜をはじめその他の花々を見ながら実施されました。
【参加人数】　FIT26名　一般34名　　合計　60名
【FITスタッフ】　稲葉力、入江克昌、臼井治子、野坂俊樹、廣川妙子、福田正男、槙田幹夫（50音順）
【ゴミの量】　燃えるゴミ　20ℓ×2袋、　ペットボトル　1袋、ビン1袋、　缶1袋
【本文】　朝から快晴で絶好のハイキング日和となり高尾駅北口バス停はすでに長蛇の列となる。
　早めに高尾駅に到着した人から8：32発のバス、集合時間定刻の人は8：52に乗車と分散した。
　予定通り60名の参加者が無事開会式が行われる宝珠寺広場に集まることができた。スタッフの着実な誘導のためだ。この集合場所ですでにタチツボスミレ、桜、東京都天然記念物「小仏のカゴノキ」も観察した。樹皮が鹿の子の模様である。その木の下にアオキやマンリョウがあった。宝珠寺広場にて開会式、（挨拶、安全注意、見所、体操）を済ませ　1班　野坂、2班　入江、3班　臼井、4班　福田、5班　廣川、6班　稲葉　(各班長)に分かれて出発した。　このコースはまず旧甲州街道を小仏峠まで登る。　登山道までの間にオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、カキドオシ、タチツボスミレを見て歩く。アブラチャンの花を見て株立ちするのも特徴ということを確認する。コクサギの香りや葉の付き方、ヤマザクラの葉と花が一緒に芽吹くことも確認した。キブシの花や（木五倍子）と漢字で書くこと、昔はお歯黒に使った話もでる。ミミガタテンナンショウがそこかしこに芽吹き独特の形や水芭蕉、ザゼンソウと同じサトイモ科であること等観察した。ジャノヒゲがまだ青い実をつけていた。エイザンスミレもきれいに咲いていた。テイカカズラはつるが茶色であること、ツルマサキは緑色であることの説明を受ける。またニリンソウを見てニリンソウがふたつの花は同時には咲かず時間差で咲くことも確認した。小仏峠、小仏城山からは富士山が見えるはずだが、お天気は良いが春霞で見えずで残念だった。
足元にはヒナスミレを見ることができた。
　一丁平で昼食、集合写真を撮った。展望台からの景色は良いのだが、やはり今日は富士山は見えず。
一丁平から高尾山へ向かう途中、カントウミヤマカタバミの白い花を見ることができ、そしてホウノキの葉芽
を目線で見ることが出来た。ホウノキは樹高が高くなかなか間近で葉や花を見ることができない。またひさかきの雄花、雌花を確認できるよう並んでいる場所では小さなひさかきの花をじっくり観察することが出来た。一丁平にも大きなひさかきがあるのだが、雄木だけなのだ。丁度、花が咲いていて香りをかぐことができた。この香りも感じかたは人さまざまであるがガス（無臭）に付けられた匂いがするというのが一般的なのだろうか・・・？高尾山山頂のみごとなヤマザクラがまた丁度見ごろここを訪れた他のハイカーは皆カメラを構えていた。
　ここからゴミ拾いの準備をして高尾山口駅そばの小公園に戻る。ニワトコの芽吹き、クロモジも葉を出し始めダンコウバイは花が終わりを迎えていたのとみた。シュンランの花も確認することが出来た。
　ナガバノスミレサイシイン、エイザンスミレ、マルバスミレ、ヒナスミレと数々の種類のスミレを見ることが出来、更にタカオスミレも確認することが出来、ゴミ拾いの合間にカメラを向けた人も多かった。
　無事、全員が小公園に到着しゴミを集め、ゴミの分別、各班ごとに整理体操、安全確認をし閉会式、解散した。
グリーンクリーン作戦のコースの中でも長いコースであった日だが、参加者全員が元気に無事下山でき、有意義な一日であった。参加者のみなさまに感謝し、またスタッフの皆様のお蔭だと深く感謝である。
ありがとうございました。
　観察した樹木、山野草　　ツバキ、アブラチャン、イヌガヤ、ヤマネコノメソウ、オランダミミナグサ、カキドオシ、イモカタバミシャガ、ショカッサイ、ヤエムグラ、ツルカノコソウ、モミジイチゴ、ヨゴレネコノメ、ヤマブキキュウリグサ、ミツバアケビ、ヒメフウロ、カテンソウ、キンミズヒキ、ハナイカダ、ミツマタ、ノイバラ等その他