「第97回高尾山GREEN CLEAN作戦」6月(稲荷山コース)

当日の結果報告

開催日

2019.06.01(土)

参加人数

50

拾ったゴミの袋数と可燃 / 不燃の割合

2

開催場所

京王電鉄 高尾山口駅改札口を出たところ

「第97回高尾山GREEN CLEAN作戦」6月(稲荷山コース) レポート

第97回高尾山GREEN CLEAN作戦」(2019年6月1日(土))

【場所】高尾山

【実施概要】高尾山口駅前小公園より稲荷山コース、5号路、紅葉台、髙尾山頂、冨士道、一号路、高尾山口駅前小公園へと下るルート上における植物観察とのゴミ収集

【ゴミ収集成果】可燃ゴミ20Lのゴミ袋1袋、若干のビン・カン、ペットボトルが各々小袋に1袋。

【参加人数】一般参加者27名、FIT会員参加者23名、合計50

【リーダー等】リーダー:入江克昌、総括:野坂、班長:槙田、入江、稲葉、臼井、廣川、福田

【報告者】飯塚義則

【本文】

定刻に髙尾山口駅前の小公園に集合、事前の準備を整えて6班に分かれて出発。ケーブルカー清滝駅構内に見事に花開いたセッコクを観察後、稲荷山コースの登に取り付く。この時期、高尾山では、多くの植物は、芽吹きの時期の淡い緑色の葉はその濃さを増し、生命活動が極めて旺盛な時期を迎える。また、それに合わせ昆虫類など動物の活動も活発になる。稲荷山コースを始め高尾山の登山道は、そのような生命の息吹を随所に目にしつつ、山歩きと自然観察を楽しむ絶好の場所となる。今回も、葉上に船頭を思わせる実をつけたハナイカダ、花期も終わりを告げようとするマルバウツギやガクウツギ、今にも開花しようとしているヤブムラサキとムラサキシキブ、シロダモの芽生え、飛び交うチョウや大発生のキアシドクガ等々多くの動植物を目にしながら、参加者の皆様との交流を楽しみつつ、緩い登りの稜線歩きを堪能した。また、稲荷山の稜線を吹き抜ける涼やかな風が、この日の稜線歩きに格別の心地よさを添えてくれた。涼に加え、風が運ぶ微かな木の葉の音や小鳥のさえずりなどの自然のささやきは、そこを訪れる人々の心を豊かにする。高尾山頂直下から、そこで一番古い人工林といわれる「江川杉」を右手に見て、紅葉台に。昼食後は、髙尾山頂を経て一号路を下った。下りで特に印象的であったのはイナモリソウであった。輪生するようについた2対の葉の上に透き通るような淡い紅紫色の小さな花冠をつけたその姿は、可憐で気品に溢れていた。午後3時過ぎ、ほぼ定刻に高尾山口駅前に帰着。収集したゴミを分別後散会。天候にも恵まれ、初夏の空のもと、全員無事に活動を終了した。 

観察植物:セッコク、マルバウツギ、ガクウツギ、コゴメウツギ、カナウツギ、ツリバナ、マユミ、ハナイカダ、ヤブムラサキ、ムラサキシキブ、ヒメコウゾ、アオハダ、アブラチャン、ダンコウバイ、ゴンズイ、カラスザンショウ、シロダモ、ミズキ、クマノミズキ、ホオノキ、エゴノキ、ハクウンボク、フジキ、シラキ、ナツボウズ、ヤマガシュウ、ヤマユリ、ミヤマナルコユリ、ユキノシタ、オカタツナミソウ、フタリシズカ、シモバシラ、サイハイラン、エビネなど。 

以上

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