「ひと」から開く異世界への扉~「自然を伝える」という生き方~ ゲッチョ先生とマキコ団長

当日の結果報告

開催日

2021.03.20(土)

参加人数

90

拾ったゴミの袋数と可燃 / 不燃の割合

不明

開催場所

諫早市白木峰町1109-1 国立諫早青少年自然の家

「ひと」から開く異世界への扉~「自然を伝える」という生き方~ ゲッチョ先生とマキコ団長 レポート

2021年3月20日(土)~21日(日)にかけて、
異世界シリーズ第4弾となる企画が無事終了しました。

本来ならば、2020年7月に開催予定だったこの企画。
コロナの拡大に伴い延期を余儀なくされた上、
この3月の開催さえも危ぶまれる状況でした。
 
中止かオンラインか対面か…
あらゆる可能性を視野に入れながら準備を進めてきましたが、
幸い、長崎の状況も落ち着き、各地の宣言も解除されたことから、
最大限に感染防止対策を講じた上で、対面での開催に踏み切りました。
 
感染防止対策に協力の上ご参加くださったみなさん、
また、感染防止に協力するために参加を見送ったみなさん、
たくさんのご協力ありがとうございました。
おかげさまで、無事この学びの場を開くことができました。
 
今回のテーマは「ひと」。
「自然を伝える」という「生き方」に注目して、
「自然の面白さ」と同時に、「“ひと”の面白さ」をひもとく2日間。
「出会い」が扉を開くカギになることを感じてほしいという
思いから企画しました。
 
講師にお招きしたのは、「ゲッチョ先生」の呼び名でおなじみの、
盛口満さん(沖縄大学 学長)。そして、「なにわホネホネ団 団長」として
ご活躍の西澤真樹子さん(大阪自然史センター スタッフ)。
 
それぞれ「自然を伝える」という現場の第一線でご活躍されていますが、
元をたどれば「先生」と「生徒」だったおふたり。
そんなおふたりが、互いにどう影響を与え合って今に至っているのか、
じっくりおうかがいしました。

 

1日目は、ゲッチョ先生とマキコ団長の講演会と対談。
それぞれがどのような活動をしているのかご紹介いただいた後、
参加者からの質問も交えながら、互いが影響を与え合ったエピソードや、
人生の分岐点、支えになった言葉や出会いなど、おふたりの漫才のような
楽しい掛け合いを通してお話しいただきました。
 
卒業式の日、マキコさんがゲッチョ先生に「次は一緒に仕事をしよう」と言って、
それが現実になったというお話は、とても素敵で印象深いエピソードでした。
 
ゲッチョ先生がまいたタネが、マキコさんの中で育ち、
マキコさんがまいたタネもまた、次の世代の中で確実に育ちつつあります。
そしてゲッチョ先生ご自身にも、タネをくれた師匠がいました。
 
まいたタネのすべてが芽を出すわけではありませんが、
まかない限り芽は出ないこともまた事実です。
 
ゆるやかに、でもしっかりと。タネがつながっていく様子が感じられた、
温かくて優しい、そして勇気をたくさんもらえる時間となりました。
 
「出会い」は「財産」です。
 
講演会に参加してくれた子どもたちにも、「出会い」がもたらす可能性や
世界の広がりを、たくさん感じてもらうことができたのでは、と思います。


 
2日目は、ホネホネワークショップ!
ゲッチョ先生とマキコ団長が得意とする「ホネ」を通して、
身近な生き物の不思議や面白さを感じると同時に、
いきいきとホネについて語るおふたりを見てもらうことで、
「好きなことを仕事にする」という「生き方」にも
触れてもらおうという時間です。
 
「海賊」をモチーフに、“動物海賊旗”づくりをして、
歯の形や目の位置などからホネの特徴の見分け方を学んだあと、
ずら~り並んだいろんな動物の頭骨の実物をじっくり観察。
最後は、「ホネックレス」を作って、海賊旗とともに記念撮影!
 
コロナで、非接触やバーチャルでの学びが一気に加速しましたが、
画面越しではどうしても学べないこともたくさんあります。
五感を通して感じる学びの大切さ、
ありがたさを再認識する時間にもなりました。
 
感染防止対策を講じながら、この企画をともに作り、
この場に関わってくれたみなさんすべてに、
心からの感謝を申し上げます。
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