川久保渓谷観察会

当日の結果報告

開催日

2017.05.27(土)

参加人数

14

拾ったゴミの袋数と可燃 / 不燃の割合

不明

開催場所

JR高槻駅中央改札口

川久保渓谷観察会 レポート

茨木・高槻自然に親しむ会「川久保渓谷観察会」  2017年5月27日(土)

一般参加者:6名、スタッフ:8名(ni記)

  

      

写真、上左:カジカガエル、上右:ベニキジラミ、下左:ジャケツイバラ、下右:カワガラス

 例年秋に訪れている高槻市北部の川久保渓谷を春(初夏)にも歩いてみようということで初めて企画された観察会でした。 一般参加者6名はいずれも馴染みの方ばかりでした。お子様が1名加わることで雰囲気が和みました。

 バス停:川久保で下車して、オリエンテーションを実施する諏訪神社へ行くまでにハゼの花、コメガヤ,ユキノシタの可憐な群生を楽しみました。
 諏訪神社の裏側へ抜け水無瀬川を渡る付近ではアワブキやシラキが蕾を膨らませていました。水無瀬川では数匹のカジカガエルと出会いました。水無瀬川沿いの小径を周囲を観察しながら歩きますので、三々五々ばらけてしまいました。ベニキジラミという奇麗な朱色の2mmほどの虫と出会いがありました。

コバンノキにはかわいらしい小さな未熟果がついていました。ミズタビラコ、ツルカノコソウ、ミゾホオズキなどが谷川側の道端に咲いており、なかなか前に進みませんでした。チドリノキの未熟果を観察した折、そばの樹で小鳥の声がしましたが、葉が邪魔になりました。かろうじて、ヤマガラ、エナガ、シジュウカラなどの混群らしいと判断しました。
ミヤマカワトンボ、アサヒナカワトンボ、カワゲラ、モンカゲロウなどとの出会いがあり渓谷らしさを実感しました。ジャケツイバラの黄色い花や淡いピンクのタニウツギの花が疲れを癒してくれました。ウリノキの蕾があちらこちらで見られました。フタリシズカがひっそりと咲いていました。向こう岸にクリンソウが見えるところで、し遅めの昼食を取りました。

昼食後、もう少し上まで登りました。ウスゲクロモジの花、下見時は見事だったヤブデマリの花はやや終わりかけでした。ナガバモミジイチゴの橙色の果実が鈴なりでした。

イカルの鳴き声に歩みを止めたスタッフ3人がメンバーからかなり遅れました。そのおかげ?でしょうか、カワガラスを見つけてまたまた歩みが止まってしまい、仲間に休憩時間を提供してしまいました。 帰りのバスの時刻に間に合わせるため、予定していた諏訪神社でのまとめを省略して道を急ぐ頭上にはキセキレイが止まっていました。

バス到着までのわずかな時間を利用して参加者から感想をいただきました。自然が豊かで秋の観察会にも参加したい、川久保は初めてだがホトトギスの鳴き声を聞けて良かった等満足感十分な感想でした。

        (秋の川久保渓谷観察会は9月30日<土>の予定です。)    以上 

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