団体概要
私たちは愛媛県松山市内で12年間活動する中で、日本冒険遊び場づくり協会に加盟し、冒険遊び場活動を通して地域の子どもたちの育ちを見守ってきました。また森のようちえん全国ネットワーク連盟に加盟し、森のようちえんも開催しています。
のびのびと遊びまわる子どもたちの中には、家庭環境により問題行動が気になる子や、才能があふれるあまりに大人が理解できない遊びをどんどん見つけ出す子、親の過干渉により人の指示でしか動けない子、発達障害等によりいじめのターゲットになってしまう子など、学校生活での生きずらさを抱えた子どもたちに多く出会ってきました。
学校は勉強やスポーツなどの可能性を引き出すことはできますが、それ以外の個々の可能性を理解する場とはなっていません。
長年、子どもと関わる中で、そうした子どもの可能性を引き出すために最も適した年齢は乳幼児期であると感じてきました。しかし、保育園や幼稚園はそうした子どもたちをのびのびと自然の中で保育することが様々な障壁によりどんどんできなくなり、親の共働きにより、子どもの保育時間はどんどん長くなっています。そして学童期も子どもにとって自由に遊び込む時間は少なくなり、ネットやゲームに支配されています。
将来に向けて子どもの健やかな成長を願うとき、一番求められるのは「ありのままの自分を認めてもらえる環境」です。それが家庭であれば一番ベストですが、それ以外の斜めの関係や地域の人、そして私たちも大きな使命を担っていると感じています。
私たちは関わる全ての子どもたちの最善の利益の在り方を日々悩みながら、学び続けながら、目指して行こうと思います。