団体概要
四国三郎と呼ばれる吉野川。全長194km。河口から第十堰まで広がる汽水域と川幅日本一の河口にひろがる干潟はわが国最大級、左岸、右岸に点在する小さな干潟、そこには、今では各地で姿を消しつつあるシオマネキ,ハクセンシオマネキ、トビハゼなどの生きものたちが元気に暮らしています。渡り鳥たちにとっても国際的に重要な渡来地です。市街地のすぐとなりにある河口は、日本一のスジ青海苔を産し、子どもたちが生きものと戯れる天然の遊び場となり、散策、バードウォッチングなど人々にとって大きな安らぎをもたらしています。
私たちは、身近な自然を見つめ直すための自然観察会を、吉野川河口や干潟で、定期的に開いています。吉野川河口は徳島人にとっては、切り離せない風景であり干潟においては、生態系のドラマを実際に自分の目で楽しむことができるからです。
干潟には、栄養をたっぷり含んだ泥がたまり、カニたちの餌となりますが、同時に大量のゴミも一緒に運ばれてきて、生きものたちの生息環境を脅かしていることがよくわかります。
身近な自然を知り、体で感じることは、保護も含めた自然を考える時に、とても大切なことだと思います。四季折々の生命の営みに立ち会ったりしながら、自然について考えることが、特別な人だけが考える特別なことではないということを、こどもたちや、もちろんおとなにも感じてもらう場にしていきたいと思っています。
いっしょに吉野川のエコトーン見守っていきましょう。
ご参加お待ちしています。