BLUE SHIP とは
2017.10.16(月)
とにかく海洋生物が好きなんだ!★Glory Days編★
とにかく海が好きなんだ!★ファイナル★
さてさて、過去の経緯を書いていたら4部作になってしまいました(汗)
自分にとって学生時代はキーポイントなのでお話したかったのです。
前回は病に伏せたところまで。
がむしゃらで身を滅ぼす経験値を積んだ時期。いくら好きな事をしていても、度を超すとダメです‥
では今回が最終章です!
スパルタ式で倒れ、留年して研究室を移籍。通院しながらリスタート!
研究内容は魚類から無脊椎動物に変わりました。「ヤムシ」と「オタマボヤ」というプランクトンの季節的消長について。
新たに入門した研究室では心機一転!
メリハリつけながら楽しくやろ!と失敗から精神姿勢をシフト!
一学年後輩達と和気あいあいと!
研究テーマが魚類ではなくなってしまった事は無念だったけど、ヤムシもオタマボヤもなかなか神秘な生物でだんだんのめり込む自分がいました。
ある意味、マニアックな海洋生物を調べる事が出来て知的好奇心が湧き上がったのです。
新たな研究室の恩師とも信頼関係がガッチリ固まり万事順風満帆。
そ・し・て…なんと!!憧れの久保田先生が退職後に同じ部屋で非常勤業務をするというサプライズまで!!!
なので、シギウナギなど図鑑でしか見たことない貴重な深海魚のサンプル、そして久保田先生が長年研究されていたミズウオにも触れ合う事が!
なんだか紆余曲折あったけど報われたのでした!
新しい恩師はべらんめえ調でしたが、体調もさり気なく気遣ってくださって本当に感謝しきり。
そして、ある日恩師からお話が。
「乗船実習のサポートをしてくれないか?」
かつて自分も必修科目として大学所有の研究船で航海した一大イベント。
駿河湾を航海する科目です!!
「もちろんやらせて下さい!!」
即答!
2年生対象の乗船実習だったので、駿河湾内を2泊3日の航海でした。
補助学生をやらせていただくなんて思ってもいなかったので感無量でした!
自分が実習生だった時、先輩たちが本当に格好良かったのですごく嬉しかったです。
そして出港当日、波止場に航海始めの集合をした時、以前倒れた研究室での恩師もいらっしゃって、「頑張れ!気をつけて」と声をかけてもらいました…!胸が熱くなりました!
いざ出港!!
潮の香りと船のエンジン音。見渡す限りの大海原。左右に傾く船内。
また船旅できるなんて…。
プランクトンネットを引いて、採れたサンプルの解説が任されました。
カイアシ類、ギンカクラゲ、エビカニの幼生、さまざまな魚類の稚魚、魚卵、ヤムシも沢山採取。
それをモニターにつながる顕微鏡で解説。
わくわくが止まらない
たぶんドヤ顔してました(笑)
2泊3日はあっという間に終わり。
すると、またまた乗船実習のサポートをさせていただく機会が来るという。
今度は同じ大学の他学部の学生さんが八丈島まで航海するイベント!
これは本当に楽しかったです★
全く船旅に縁のない学生だからリアクションがキャーキャーでした。
↑勇敢に見えたかな?
今回はゆとりがあったから釣竿持ち込み!
↑たしかサバです。
さすが伊豆諸島沖まで航海するとさまざまな魚が釣れたり。
トビウオが群れで飛ぶ姿も見れました。キャーキャーにぎやかな八丈島航海!良い思い出です★
八丈島で天然温泉入ったり、スキンダイビングしたり。ちょっとしたバカンス気分!
↑八丈島航海が終わり大学に戻ってもハイテンション(笑)一緒に向かった仲間はヤガラを釣って手に持ってますね。
この二回の航海サポートは一生忘れない記憶の宝物。あの紺碧の大海原は一生忘れない。
そんな熱い夏が終わり、研究室ライフもほぼ順風満帆に論文発表まで続きました。
オタマボヤは種類の同定が難しく苦戦したけど。
後輩達と和気あいあいと頑張りました。そして背後に憧れの久保田先生もいらっしゃって。気合いが入らないはずがない!
月日は流れて論文発表!
ドキドキ…ドキドキ…
なぜなら水産学科の先生方が一同に聞くのだから。
そしてリタイアしてしまった研究室の恩師も見つめている…。
ちょっとぎこちなくなってしまったと思うけど、発表と質疑応答にもなんとか応え一年遅れの研究発表は幕を閉じたのでした。
うつ病を患い、かなり紆余曲折あったけど、最後の最後、笑えたから良かった。
とはいえ、目標達成ができなかったので悔しさはかなりあります。
海洋に関わる進路先へ行けなかった。
海洋と深く関わる事が出来たのは学生時代の5年のみ。
しこりが残っているのが事実です。
また海洋に深く関わる事、それが現在の自分の夢であり目標なのです。
ここまで長きに渡る青春ヒストリーを読んでくださった方、本当にありがとうございます!
自分の海洋への情熱が少しでも伝播出来たなら嬉しいです。
三つ子の魂百まで
ではまた! LOVE NATURE