団体概要
現代の日本は、世界最高水準の平均寿命や質の高い保険医療により、世界保健機関(WHO)でも医療の質や平等性という面から日本の医療制度は世界でもトップクラスの評価を受けております。しかし、日本は急激な出生率の低下、日本の高度経済成長を担った団塊の世代の高齢化に伴い、いまだかつてない超高齢化社会を迎え、医療費の増大・公的年金制度への多大な影響に繋がり、日本の社会保障制度は深刻的な問題を同時に抱えていると認識しております。
また、WHOが提唱する健康の定義の中に、『健康とは肉体的、精神的及び社会的にも全てが満たされた状態』というフレーズがありますが、現代社会を生きる人々は時代背景の多様な影響も相まって、そのいずれか、またはそのどれもに不足感を感じ、心的ストレスが自分自身でも気付かない間に蓄積し心の健康を害しているのではないかと危惧しております。これらの問題解決の一策として、国民の心身の健康づくりの推進が重要且つ不可欠と考え、その一助となりたいという想いから法人の設立を決意致しました。
法人化の目的としては、社会的信用の厚い組織とすることにより、活動を拡大していく上での社会的責任の所在を明確にでき、地方自治体や行政との連携を図り社会貢献に繋がる事業を推し進めていくことが出来ると考えています。また、本法人の活動が営利を目的としておらず賛同して頂ける人々が増える事で、多くの方々の健康の充足及び社会的な繋がりを深めることが出来ると考えております。
本法人は、肉体的・精神的・社会的な健康づくりの一環として、スポーツイベント、自然・文化的交流イベント等を通じ心身機能・体力面の向上、社会的な繋がりの構築、楽しさや幸福感といった感情の共有を図っていきます。また、健康格差の縮小や健康寿命の延伸に向けた予防医療・健康関連、老若男女問わずこころの健康に繋がる生涯教育学習、SDGsに関連する啓蒙・普及のイベント企画・運営をオン・オフラインを活用しながら実施していきます。そうした活動を通して人々の心身のストレス改善に寄与し、心の健康度が充足した人々と共に地球環境保全活動、被災地域・貧困世帯への直接・関節的支援へと発展させ、自殺・孤独死の予防を図っていきます。
さらには、自己肯定感・社会貢献の精神を養っていくことで、自他との「違い」や「得手不得手」を否定するのではなく、互いの価値観を認め合うことの大切さを自覚していくことが出来ると考えています。そして、未来の日本に利他の優しい心を継承し、助け合い続けることの出来る持続可能な社会の実現の為に、社会的責任や使命感を自覚し社会全体に向け実践的な活動を推進致します。