NPO法人SPERA森里海・時代を拓く

団体概要

NPO法人SPERA森里海・時代を拓くは、2013年に福岡県柳川市にある「さいふや旅館」を事務局に発足したNPO法人で、有明海の再生、柳川市内の掘割へのウナギの復活、それらを通じた若者と自然のつながりの形成を目標に活動しています。

(1) 有明海の再生に向けた取り組み
有明海は、多くの固有種が生息する日本最大の干潟として有名ですが、近年は二枚貝を中心に生息数が激減し、ムツゴロウやワラスボといった固有種も数が減っており、“瀕死の海”といわれるほど危機的な状況です。
そこで、NPO法人SPERA森里海では、海の再生を水源の森や人の住む里との関係から考える『森里海連環学』を提唱されている京都大学名誉教授の田中 克(たなか まさる)先生や汽水域の微生物を専門にされている鳥取環境大学の吉永 郁生(よしなが いくお)先生と協働して、以下のような活動を行なっています。

・有明海を取り巻く課題や環境再生に向けた意見交換、市民や周辺の環境団体との交流を目的とした「有明海再生シンポジウム」の開催
・佐賀県太良町の干潟実験区や熊本県荒尾市の荒尾干潟でのキレートマリーンを用いた継続的な干潟再生実験の実施および定期的な干潟調査の実施


(2) 柳川市内の掘割へのウナギの復活に向けた取り組み
福岡県柳川市は、街中を掘割(水路)が流れており、掘割を船頭の漕ぐ船で巡る川下りが名物となっています。また、柳川の食では「うなぎのせいろ蒸し」が有名で、市内には20件あまりのうなぎ料理店があります。
しかし、現在、市内の掘割にいるうなぎは減少しており、NPO法人SPERA森里海では、柳川の名物であるうなぎを復活させるために、九州大学大学院の望岡 典隆(もちおか のりたか)先生と協働で以下のような取り組みを行なっています。

・うなぎの稚魚の特別採捕権を持つ地元高校の生物部とともに稚魚をクロコウナギまで成長させ、市内の掘割に放流する「クロコウナギ放流会」の実施
・柳川市民や行政、市内の環境団体を集めてのうなぎの再生に向けたフォーラムの開催


(3) 若者と自然のつながりを形成するための取り組み
NPO法人SPERA森里海では、小学生~大学生までの若い世代が自然とふれあう機会を提供し、環境問題への取り組みを一代のものとせず、継続的なものとしていくことが有明海再生をはじめとした環境問題全般に取り組んでいく上で必要であると考えています。
そこで、私たちは2015年に有明海再生に取り組む有志の学生グループである「有明海塾」を立ち上げました。有明海塾のメンバーは地元の大学生などの若い世代で、NPO法人SPERA森里海の活動の運営や、彼ら独自のイベントの開催を行なっています。NPO法人SPERA森里海と有明海塾では以下のような若者と自然をつなぐ取り組みを行なっています。

・有明海の干潟調査やクロコウナギ放流会への地域の学生の招待
・潮干狩り会やチリメンモンスター教室といった自然について学ぶイベントの実施


NPO法人SPERA森里海では、海に入る干潟調査や生物モニタリングから会議場を借りて行なうシンポジウムまで、室内外問わず様々な活動を行なっています。
このページをご覧になっている皆様、どうぞ気軽な気持ちで私たちの活動に参加してください。
イベント参加や活動に関するお問い合わせはsperamorisatoumi@gmail.comにて受け付けています。また、会員も随時募集しております。

皆様のご参加・ご協力をお待ちしております。


お問い合わせ

NPO法人SPERA森里海・時代を拓く
 代表:内山 里美(うちやま さとみ)
 電話:0944-72-2424
 メールアドレス:speramorisatoumi@gmail.com

有明海塾(SPERA森里海を母体とする若者グループ)
 代表:松延 裕人(まつのぶ ひろと)
メールアドレス:ariakekaijuku@gmail.com

問い合わせ先

メールアドレスでのお問い合わせはこちら

ホームページとSNS

開催数 (直近一年)

0

平均参加人数(直近一年)

0

総開催数

40

総平均参加人数

30

拾ったゴミ袋の数と不燃/可燃の割合

0

主な活動地域

柳川市周辺

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