特定非営利活動法人タンチョウ保護研究グループ

団体概要

 1984年4月、タンチョウ保護を推進していくために必要な基本調査・研究を行うことを目的に、当団体の前身であるタンチョウ保護調査連合を結成し、2007年には本種の保護を一層推進するために法人化して、活動を行なっている。      
 本団体は、毎年、北海道におけるタンチョウの生息数、繁殖状況調査(繁殖数調査)、生息環境および行動調査を実施しており、それに基づいた保護思想の啓発普及にも努めている。これらの活動の他に民間団体からの助成を受けて、2002年と2003年にはロシア・中国の研究者を招聘してタンチョウや他のツル類に関する情報交流や共同調査、および北海道における生息分布拡大アンケート調査を実施した。2003年から2005年の3年間は、独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金とイオン環境財団の助成を受けて、ロシアのウスリーおよびハバロフスク地方におけるタンチョウ、マナヅル、およびコウノトリの繁殖状況調査を行った。これら助成による調査の他に、環境省タンチョウ保護増殖事業標識調査や環境省釧路湿原自然再生事業調査を受託・実施し、また国土交通省北海道開発局の釧路湿原河川環境調査への協力、タンチョウの重金属汚染状況について酪農学園大学や釧路市動物園との共同研究を行っている。調査事業の他には、タンチョウ保護のための国際ネットワーク構築を目指し、2007年から3年連続して地球環境基金の助成を受けて国際ワークショップを開催し、2009年においてはワークショップにおいて懸案事項となった繁殖状況把握調査をイオン環境財団の助成を受けて実施。2008年度に作成した5カ国語の小冊子「タンチョウの危機」について2009年度にUNEP,GEF等による助成を受けて増刷配布した。2010年には日韓中露米5カ国で構成する「国際タンチョウネットワーク (IRCN)」を立ち上げ、国際保護プロジェクトを開始。2011〜13年に地球環境基金の助成を受けてタンチョウについて総合的に解説した小冊子「湿地之神」全3巻を5カ国語併記で刊行し、各国に配布した。

開催数 (直近一年)

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平均参加人数(直近一年)

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総開催数

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総平均参加人数

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拾ったゴミ袋の数と不燃/可燃の割合

0

主な活動地域

釧路市

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