団体概要
天神祭は東京・神田祭、京都・祇園祭とともに日本三大祭りの一つであり、名実ともに日本最大の歴史ある神事です。訪れる人は130万人を超え、地元市民にとってのお祭りにとどまらない、全国各地や海外からのお客さまを迎える機会でもあります。
この天神祭の期間に発生する「ごみ」は2日間でデータが得られるだけで60トン、実際にはこれをさらに相当上回るものと思われます。また、その量の多さだけではなく道や広場に広がる散乱ごみの状況も深刻です。回収されたごみについては、適切な分別がなされないためにほとんどが焼却処分せざるを得ない現状があります。今日の市民社会で定着しているごみ出しルールからの乖離、せっかく構築されている資源循環・廃棄物適正処理の社会インフラが十分活かされないなどの「もったいない」状況にあることは否めません。
もとより、これまでもそれぞれの関係者や志ある市民・団体・企業により、散乱を防ぐ美化の活動、ごみ箱その他の資材の用意・提供、排出物を早期に撤去し原状回復する業務などが担われ、多くの労力と経済的負担がはらわれてきました。しかし、それぞれの努力では限界があり、地球規模の環境問題が課題となっている今日、天神祭千年の伝統を未来に引き継いでゆくためには、共同のテーブルを設けて力を出し合い、また、学問の神様・菅原道真公にふさわしい知恵を出し合って、協働の取り組みに着手する必要があります。
そこで、ここに「天神祭ごみゼロ大作戦実行委員会」を設け、大阪の誇りとなるきれいな天神祭を目指していきたいと思います。市民が考え、行動し、世界に誇れる天神祭にしましょう。
作戦① エコステーションを設置して、ごみの分別を徹底
エコステーションは人が常駐し、参拝客に向けて資源の分別の案内をするステーションです。分別回収を参加者に呼びかけ、参加者自身が分別活動を行っていただくように促します。また、分別していることを呼びかけることによって、ごみ箱の在処が周知され散乱ごみの増加を防ぐことも期待されます。
作戦② リユース食器の導入でそもそもごみが出ないお祭に
繰り返し使うことのできる食器”リユース食器”を露天商に導入することで、そもそもごみが出ないお祭を目指します。
作戦③ 拾い歩きできれいなお祭に
それでもどうしても捨てられてしまうごみを、きちっと拾い歩いてきれいなお祭会場を目指します。
主な活動地域
大阪市北区天満4丁目1(南天満公園)
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