BLUE SHIP とは
開催日
2019.08.27(火)
参加人数
50
拾ったゴミの袋数と可燃 / 不燃の割合
開催場所
ガラパゴス諸島
World Cleanup Day 2019はとうとう世界自然遺産第一号の地、ガラパゴス諸島まで広がりました。
今回は日本ガラパゴスの会(JAGA)の協力のもと日頃地元中目黒やミクロネシア連邦で清掃活動をおこなっておる私、水中カメラマン/フォトジャーナリストの道城と共催による清掃活動になりました。
前回8月25日に続いて今回は場所(島)をガラパゴス諸島サンタクルス島に移しておこないました。
ここでは環境団体Frente Insular協力のもとおこなうことができました。この団体は漁師であるアルベルトさんが結成させた団体で1998年より清掃活動を含んだ環境啓蒙活動をおこなっております。
やはり漁師だけにガラパゴス諸島周辺の海洋ゴミの実情をよく把握しており、私たちにも説明してくれました。
特にガラパゴス諸島周辺は大陸からの海流と太平洋西側から湧き出る湧昇流がぶつかり合って、ゴミの溜まり場となってしまうようです。
そして今回は通常のゴミ拾いとは違って、ツアーのお客さんは現地の子供たちと一緒にマイクロプラスチック収集にあたりました。
浜の砂をザルに入れこすとそこには小さなプラスチック製の破片がたくさん集まります。
正直言って切りが無いほどであります。やってもやっても永遠に、命あっても足りません。
たかだか写真に写っているぐらいの大きさですが、今やこれが大変深刻な問題になっているというのをどれだけの方々が理解しているのでしょうか?
正直言って自分自身色々と清掃活動をしていて「こんな小さなプラゴミが将来の環境や私たち後世の生命や健康にも被害を及ぼすの?」と驚くばかりです。
マイクロプラスチックは今回だけで取りきれるものではありませんが、マイクロプラスチックを由来とし環境ホルモンによって精神疾患の人、発達障害、学習障害の子供たち、子供の出来ない夫婦、女性特有の病、乏精子症などオスのメス化なども見られるようになったのも事実であります。
これは人類全体の共通テーマであります。
アルベルトさん曰く何度も途中でくじけそうになってそうですが、仲間を集めて今ここまでの大きな団体になったそうです。彼は現在ネットやラジオなどを通じて環境や活動に関して発信しているそうです。
そして拾い集めたマイクロプラスチックを使って写真のようなミサンガを作成し、それを売っているそうです。
またひとつ共感できたのがゴミを発生させる企業などからの支援は一切受けないというところにこの活動の芯の強さも感じました。最後にアルベルトさんからの言葉ひとつひとつに強く感銘をうけ、彼らから見習うことはたくさんあるとも思いました。