BLUE SHIP とは
2017.09.28(木)
ビオトープ管理士になりたい!
大学受験以来の受験勉強は
なんとも形容しがたい甘酸っぱさと充実感に満ちたキモチ。
自分がこの「ビオトープ管理士」という資格の存在を知ったのは今年の7月半ば頃。。
おわかりでしょうか?(笑)
申込み期限も迫り、試験日まで3ヶ月!!
早くも猛勉強せにゃ!な危機に瀕しているという…!
まずは藤沢駅前の老舗デパート、名店ビル中の有隣堂にて公式テキストを購入!
分厚い!!ヤバイ!!と猛暑の汗に冷や汗が混じった感じを今でも覚えています。
そして、テキストのカバーは大好きな江ノ島参道にあるお土産屋さん「寶月」の包み紙!
願懸けとモチベーションアップ作戦で勉強に励みました。
皆さんは「ビオトープ」という言葉をご存知でしょうか?
名前を知っている方は、睡蓮鉢にメダカを入れて水草をちょちょいと植えて餌を与えて水を換え、なんとか維持できてるアクアリウムみたいなものを連想するのでは?
自分はかつてそうとしか知らなかったです。
残念ながら、それは間違いなのです。
睡蓮鉢を放置して、メダカに餌をやらずヤゴが来て、食べられても放置して、水草ボーボーでも放置していれば、ぎりぎりビオトープになります(笑)
ビオトープとはもともとドイツ語です。ドイツはビオトープ先進国です。
ドイツから学ぶ事は多くあります。
ビオトープの本来の意味する最低条件は「生物群集に注目し、空間的にまとまりのある、ほぼ均一な自然のかたまり」とされています。
たぶん、よくわからない表現かと思います(笑)⇧
ざっくりと解説しますと、「自然環境の捉え方の一つ。ある土地において、そこに生息する生物間の自律した営みに着目した考え方」とでもいいましょうか。⇐これもわかりにくいかな?(^-^;
ビオトープは生物の種数が少なくてもちゃんとその環境に適応した生態系が形成されていればれっきとしたビオトープです。例えば砂漠や都会のど真ん中でも生態系が土地に密着していれば立派なビオトープ。
自分が今回受けたビオトープ管理士施工部門は、直接ビオトープの現場に赴き,
生態系がうまくサイクルを継続することができる事をお手伝いする知識とテクニックを問う資格試験です。
ビオトープの管理は人の病気発見から治療を施して、経過観察する病院カルテとほぼ同じと考えると分かりやすいです。
実際に自然環境保護先進国であるドイツでは「ビオトープカルテ」の作成が基本軸にあります。
現地調査→状況確認→詳細な状況記録→保全の手法計画→柔軟で順応的な施工→現地調査
自然界は人間の予想を超える動きの連続、だからゆとりのあるプランニンングとその都度その都度の柔軟な施しがとても重要であると学びました。
特に自分は海洋というビオトープに並々ならぬ情熱を注ぎたい。
幼い頃から海洋生物に夢中になって生きてきた、そして先日の海岸清掃でリアルに感じた危機。
そして、海岸に限らず海洋はかなり危急な状況に陥っていることを書籍やメディアで把握してます。
ゴミ問題に着目すると・・・・
北太平洋・および大西洋に存在する巨大なゴミの浮島。マイクロプラスチックの大散布。そして、宇宙並みに謎がまだ多い深海底にもゴミは堆積。
たしか1991年だったと記憶してますが、JAMSTECの有人深海調査艇が日本海溝の底でマネキン人形の首が落ちているニュースは衝撃的でした。パイロットと研究者はかなりショックを受けたとのこと。
こんなにも自分を熱中させてくれた海に住む皆さんが危険に冒されない安心して暮らせるすみかを取り戻すお手伝いがしたい!
ビオトープ管理士資格取得がゴールじゃないのは当たり前のことですね。もちろん、受験は終わったけど勉強の手は休めません!
試験受かりますように・・・