非営利型一般社団法人 Silva(シルワ)

イギリスから日本の森への恋文!三重県助成の映像の芸術作品へシルワが出演しました!! アイキャッチ

2023.08.28(月)

イギリスから日本の森への恋文!三重県助成の映像の芸術作品へシルワが出演しました!!

私たち日本人が忘れかけている”日本の森林”や”神道”に感銘を受けられたイギリス人アーティストのマシュー氏は、長年に渡り伊勢神宮を中心に取材を重ねています。

昨年からは、映像アート作品「Wood Rots Like We Do (私たちのように木々も朽ちて)」を三重県へ企画申請され、映像アート作品として見事、助成交付を獲得されました。

 

森が滅びる時、文明も滅びる

森が荒れる時、人心も乱れる

 

古来から言い伝えられてきた森と文明の繋がりは、歴史に深く関わっています。森が太陽エネルギーを変換し、生態系へ大きなエネルギー循環をもたらすと云う理屈を凌駕して、古来から日本人は、森の大切さを生活に根ざして、識っていました。

私たちの先祖は、森を護り、後世へ引き継ぐため、『鎮守の杜』と云う概念を定着させ、神社やお寺などの周りに土地本来の森を継承してきました。子供たちを神社や仏閣へ連れて行った時も

「この森は、神様が降臨する神聖な森だから、決して破壊してはいけないよ。」

「悪さをすると罰があたるよ。」

と、人界を超越した存在としての認識を継承することで、注意勧告する看板を設置したり、立ち入り禁止の柵を設けることなく、何世紀も超えて森を護る仕組みを日本全国に展開していた叡智がありました。

マシュー氏は、そこに思想と人類の在り方の美しさを見いだし、素晴らしいと作品を通じて、私たちに語りかけてくれています。

灯台もと暗し、身近にあるからこそ存在を当たり前として、文明の殿(しんがり)と云える土地本来の森の存在理由を私たち日本人は、いま一度、知る必要があります。

そして、光栄なことにアーティストのマシュー氏の映像アート作品「Wood Rots Like We Do (私たちのように木々も朽ちて)」全20作品のシリーズの内、ラストの19話と20話にシルワの映像が使われています。

ホームグラウンドである湘南国際村めぐりの森と代表理事の川下のインタビューが洗練された作品の中に登場しています。

お時間がある時に是非、ご覧下さい。